金銭消費貸借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)

金銭消費貸借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)とは?
目次
用語の概要
金銭消費貸借契約とは、
お金を借りる人(借主)と貸す人(貸主)が結ぶ契約のことです。
不動産購入においては、主に
👉 住宅ローンを借りる際に、金融機関と締結する契約
を指します。
売買契約とは別に結ばれる、お金に関する最重要契約の一つです。
不動産取引での位置づけ
不動産購入の流れでは、次のような順番になります。
- 売買契約を締結
- 住宅ローンの正式申込
- 金銭消費貸借契約を締結
- 融資実行(お金が振り込まれる)
- 引渡し・登記
つまり、
金銭消費貸借契約が結ばれないと、ローンは実行されません。
金銭消費貸借契約で定められる主な内容
契約書には、以下のような重要事項が記載されます。
① 借入金額
- 住宅ローンとして借りる総額
- 例:5,000万円 など
② 金利タイプ・金利
- 変動金利/固定金利
- 適用金利(年0.〇%など)
③ 返済期間・返済方法
- 返済年数(例:35年)
- 元利均等返済/元金均等返済
④ 返済日・返済方法
- 毎月の返済日
- 口座引き落としなど
⑤ 遅延損害金
- 返済が遅れた場合のペナルティ金利
⑥ 繰上返済の条件
- 手数料の有無
- 一部繰上返済/全額繰上返済の可否
売買契約との違い
| 項目 | 売買契約 | 金銭消費貸借契約 |
|---|---|---|
| 相手 | 売主 | 金融機関 |
| 内容 | 不動産を買う約束 | お金を借りる約束 |
| 目的 | 所有権の取得 | 資金調達 |
| 重要度 | ★★★★★ | ★★★★★ |
👉 どちらも不動産購入では欠かせない契約です。
よくある誤解・注意点
❌「事務的な手続きだから内容は見なくていい」
→ 大きな誤解です。
金銭消費貸借契約は、
- 数千万円
- 数十年
- 人生設計に直結
する契約です。
金利・返済条件・繰上返済条件などは、
将来の家計に大きな影響を与えます。
金銭消費貸借契約で特に注意すべきポイント
① 金利タイプが自分のライフプランに合っているか
- 変動金利が必ずしも正解とは限らない
- 将来の収入・教育費・老後資金も考慮が必要
② 繰上返済の条件
- 手数料が高い金融機関もある
- 柔軟性の有無は将来の選択肢に影響
③ 団体信用生命保険(団信)の内容
- 保障範囲(がん・三大疾病など)
- 保険料が金利に上乗せされている場合も
プロの視点:本当に大切なのは「契約前」
多くの方は
「どの銀行がいいか」「金利が低いか」
に目が向きがちですが、
本当に重要なのは、
・いくら借りるべきか
・どんな返済設計が安全か
を契約前に決めておくことです。
金銭消費貸借契約は
その“設計の答え合わせ”にすぎません。
まとめ
- 金銭消費貸借契約は「住宅ローンの本契約」
- 数十年にわたる返済条件を決める重要書類
- 内容を理解せずに署名するのは危険
- ライフプランとセットで考えることが重要
