売買契約(不動産売買契約)

不動産売買契約とは?|不動産基礎知識
不動産売買契約の意味
不動産売買契約とは、土地や建物などの不動産について、
「売主がその不動産を引き渡し、買主が代金を支払う」
という内容を法的に約束する契約のことです。
不動産取引は高額で、かつ人生に大きな影響を与えるため、
口約束ではなく、**書面(売買契約書)**を作成し、
内容を明確にしたうえで契約を締結します。
不動産売買契約のタイミング
一般的な流れは次のとおりです。
- 購入申込み(買付証明書の提出)
- 条件調整・住宅ローン事前審査
- 重要事項説明
- 不動産売買契約の締結
- 住宅ローン本申込み
- 決済・引渡し
売買契約は、「この物件をこの条件で必ず売買します」と
双方が正式に合意する重要な節目となります。
売買契約で取り決める主な内容
不動産売買契約書には、次のような事項が記載されます。
- 売買代金
- 手付金の金額と支払時期
- 契約解除に関する条件
- 引渡し日・決済日
- 物件の表示(所在地・面積など)
- 設備や付帯物の内容
- 瑕疵(かし)・契約不適合責任
- 住宅ローン特約の有無
一つひとつが将来のトラブルを防ぐための重要な条項です。
手付金とは?
売買契約時には、一般的に手付金を支払います。
相場は売買価格の5〜10%程度です。
手付金には以下の性質があります。
- 買主:手付金を放棄すれば契約解除が可能
- 売主:手付金の倍額を返還すれば解除が可能
※ただし、解除できる期限や条件は契約書で定められています。
住宅ローン特約とは?
住宅ローン特約とは、
「期限までに住宅ローンの承認が得られなかった場合、
契約を白紙解除できる」という特約です。
これがあることで、
- ローンが否決 → 違約金なしで解約
- 手付金も全額返還
となり、買主にとって非常に重要な条項です。
契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)
引渡し後に、
- 雨漏り
- シロアリ被害
- 給排水管の不具合
など、契約内容と異なる不具合が見つかった場合、
売主が一定期間、修補や損害賠償などの責任を負います。
中古物件では、
「免責」「期間短縮」など条件が付くことも多いため、
契約前の確認が非常に重要です。
売買契約で注意すべきポイント
不動産売買契約で特に注意したい点は次の通りです。
- 契約解除条件が明確か
- 住宅ローン特約の期限
- 設備表・物件状況報告書の内容
- 引渡しまでに誰が何を修繕するのか
- 将来売却する際に不利にならない条件か
「よくわからないままサインする」のが
一番リスクの高い行為です。
まとめ
不動産売買契約は、
「買う」「売る」という意思を法的に確定させる非常に重要な契約です。
契約書の内容次第で、
将来の安心・資産価値・トラブルの有無が大きく変わります。
専門用語が多く難しく感じる場面こそ、
内容を正しく理解し、納得したうえで契約することが大切です。
不安や疑問がある場合は、
契約前に必ず不動産の専門家へ相談するようにしましょう。
